New Astrology
in Age of Aquarius

ホロスコープの愉しみ #03

過去のホロスコープと未来のディレクション

ホロスコープといえば出生天球図でしょう。
重要ですが過去のもので他にもあります。
未来を知る星のディレクションは不可欠です。


えっ! 未来が分かるんですか?

先の記事#02では、過去のことや既知のことを当てることに意味はあるのかを問いました。

賛否は、皆さまのご自由なご判断です。

ここからは、いよいよ「ホロスコープの愉しみ」です。

分からないはずの将来の姿や、未来の世界をリーディングできるとしたら、面白いと思いませんか。

「えっ! 本当に未来が分かるんですか?」

とある占い師のかたから、そう驚かれました。

「分かりますよ」

即答しました。

これまでディレクション・リーディングをしてきて、相応に自信があったからです。

その占い師のかたは、不思議そうな顔をしていました。

◆One-Point 占星術に未来予測はあっても「星のディレクション」という考えはありません。宝瓶宮時代のアストロロジー、通称、宝瓶宮占星学の宇宙の根幹法則「基本三数」と宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」に基づいたものだからです。

手相にも「流年法」がある

私にとって、その反応は意外でした。

口や表情には出しませんでしたが、逆に驚いたほどです。

占いって未来が分かるもので、それを依頼者にお伝えするものだと思っていたからです。

手相には「流年法」を用いているものがあって、慣れてくると年単位で将来を当てられるそうです。

以前、興味本位で少しかじりました。

マネごとのノン・ビジネスで試してみました。

手相はシロウトなので、年単位で読むことはできませんでしたが、数年単位ならできそうでした。

お話は戻りますが、驚かれたその占い師のかたは、ご自分でも手広くいろんな占いをやっておられるかたです。

占い本も出しているほどだし、何人かの占い師も抱えています。

そんなプロの占い師が驚いたのが意外だったのです。

いろんな占いをやっているプロが驚くのは、ホンネでは未来を読むのは難しいということだからかもしれない、とまで憶測しました。

◆One-Point 占いには、客観的な理論と呼べるものがないのがふつうです。過去の解釈をご参考に、個々人の主観で占断されるのです。それを客観的な理論と呼ぶことはできません。この意味は重要な示唆が秘められています。

未来を読むディレクション・リーディング

それはそれとして、未来は相応にリーディングできます。

実際にやってきて、ご評価をいただき、相応の実績もあるからです。

タネは、宇宙の根幹法則です。

宇宙の星を写しとったホロスコープなので、宇宙の根幹法則に基づいたホロスコープを作成し、その法則を根本理論として解釈すればいいのです。

それによって、未来のディレクション・リーディングが可能です。

ディレクションというのは、ご存じのとおり、一般的には方向性といった指し示しを意味します。

番組やドラマでディレクターといえば、監督や演出を手掛ける立場や役割ということからも、それが分かります。

独自のディレクション・リーディングなので、存じ上げないかたがいるかもしれません。

もちろん、当方のブログやサイトにアクセスをされたかた以外ですね。

ディレクション・リーディングというのは、「星のディレクション」を読むノウハウです。

「星のディレクション」、これまた初めて耳にされるでしょう。

少し専門的になります。

占星術に、一般のホロスコープの進行座相を読む1年1度法といったプログレス法があります。

そちらではなく、実際の星の動きから読むトランシット法による未来予測もあります。

プログレス法は、暦にもとづきますので、東洋占術に似ています。

トランシット法は、星そのものの実際の動きに基づきますので、アストロロジー(天体学、星学、星の学問)にふさわしいのです。

「星のディレクション」は、星のトランシットによってリーディングしますので、一見、同じにみえます。

ですが、根幹法則によることから、中身や解釈がまるっきり違います。

星と地上に共鳴する「宇宙波動エネルギー」を見据えているからです。

そこは外見は同じようでも、ディレクション・リーディングは根本的に異なるのです。

◆One-Point 西洋占星術の未来予測はプログレス法とトランシット法とがあります。英語で呼ぶと何かスゴイもののようですが、プログレスは昔ながらの暦形式で、トランシットは実際の星の動きから読むものです。

宇宙の根幹法則によって解釈する

ホロスコープといえば、生まれた瞬間の星の配置を写しとったネイタル・ホロスコープ(出生天球図)が一般的です。

将来の星の動きを読むトランシット・ホロスコープ(未来天球図)もありますが、あまり見かけません。

将来予測は、象意解釈やノウハウが確立されていないからでしょう。

いずれにしても、星のトランシット(運行)は、天体学的に決まっていますので、どのホロスコープであっても同じにならざるをえません。

異なるのは、過去の真偽不明な先達の解釈を参考にして読むか、星のトランシットにかかわる根幹法則によって解釈するか。

さらには、星だけでなく、根幹法則に基づくホロスコープ全体をもってリーディングすることです。

ホロスコープ自体をまず理解して、ホロスコープ全体を解釈しなければ、「ホロスコープ・リーディング」になりません。

これ、当たり前です。

12サイン(宮)やハウス(室)、またアスペクトや星をいくら読んでも、迷子になるだけです。

全体が見えていないからです。

個々の占星要素のリーディングは、ホロスコープ全体を理解し、解釈してから、一つずつじっくりと読んでいくことで、見えないものが見えてきます。

生まれた瞬間の過去のホロスコープ(出生天球図)だけでなく、未来の「星のディレクション」(運勢変化)をリーディングするのも同様です。

そういったディレクション・リーディングは、「ホロスコープの愉しみ」の一つになっています。

◆One-Point 結局は、ホロスコープ理論があってこそホロスコープ・リーディングが成り立ちます。ホロスコープ理論のないリーディングは、ホロスコープを構成する一部を読む、○○読みにならざるをえないと考えますが、いかがでしょうか。