New Astrology
in Age of Aquarius

ホロスコープの愉しみ #06

インコンジャンクトの関係 Part2

似て非なるホロスコープの解釈です。
本来のアストロロジーか占いかともいえます。
現実的な宇宙理論があるかないかです。


役者のホロスコープ

「インコンジャンクトの関係 Part1」の続きです。

クインカンクス、インコンジャクトと呼ばれる「転」=150度のアスペクト(座相)を、特徴として持たれたかたは案外といらっしゃいます。

とくにテレビドラマの出演者で主役級のかたのなかに多いようです。

ただし、出生時間が非公開でご不明なかたが多いので、ハウスシステムのホロスコープ(出生天球図)によるご確認はできません。

出生時間を必要としないソーラーチャートでそういえます。

全員ではなく、ヒットを連発される主役級のかたです。

「役者のホロスコープだな」と思います。

「のようでのようでないもの、だけどやはり、のようでのようでないもの」といったYOD=150/150/60を特徴的にお持ちのかたです。

さて、お話は一見、変わりますが、ホロスコープは19世紀まで四角でした。

インド占星術(ジョーティッシュ)は今でも四角です。

19世紀後半にはじまった「現代占星術」が、16世紀以降の古典占星術の関与を受けるとともに、近代天体学の影響もあって四角から丸に変わったようです。

四角のほうが学術理論を適用しやすかった古代ギリシャのアストロロジーにあった理論を捨てたことからも、丸いほうが天体学にそっていたからということがあるでしょう。

名称は同じホロスコープでも、理論を捨てたこともあり四角と丸です。

これらもインコンジャンクトの関係「のようでのようでないもの」です。

学問的な本来のホロスコープのようでのようでない占いのホロスコープなのです。

◆One-Point とくに、19世紀中頃に発見された海王星に基づいた現代占星術は混迷しています。学んでみたので分かりますが、海王星の象意をご存じであれば夢みる象意とともに実感されるのではないでしょうか。そこまで学ばれればのお話になりますが…。

ホロスコープ占いの誕生

ホロスコープの誕生は、2,000年以上前のことです。

古代ギリシャ時代でした。

当時の最先端の学問「熱冷湿乾/火土風水」に基づいて、四角いホロスコープは、理論の展開や解釈がしやすかったのです。

本来、古代ギリシャのアストロロジーは学問で占いではありませんでした。

「~ロジー」というのが、その証拠です。

占いとしてホロスコープが用いられるようになったのは、16世紀頃からで、著名な天文学者であり占星術師でもあったケプラー(1571-1630)あたりからです。

占い稼業となった「古典占星術」のはじまりです。

ただ、このときはまだ四角いホロスコープで、疑似科学とされつつも、古代ギリシャのアストロロジーの理論を引き継ぎ、保っていました。

ところが、その後の天王星とケレスの発見によって、古代ギリシャのホロスコープの理論体系は、完全に通用しない状態になります。

そのように通用しなくなった理論はいらないとばかりに、19世紀後半に理論を捨てた「星占い」がはじまっていきます。

1946年の海王星の発見とともに、フォックス姉妹のポルタ―ガイスト現象によって巻き起こった心霊ブーム(近代スピリチュアリズム)に乗っかってはじまりまったのです。

ホロスコープ占いに変容した「現代占星術」の萌芽です。

学問として発祥した古代ギリシャのアストロロジーのホロスコープでしたが、理論を捨てた主観的なホロスコープ占いに変容していきました。

もはやホロスコープは四角である必要はなく、近代天文学の影響もあって丸に変わっていきました。

◆One-Point 多くのかたが、西洋占星術は古代ギリシャのアストロロジーにはじまると思っています。半分は正しいのですが、現代占星術はその理論を捨てたアラン・レオにはじまることから別ものでまったくの間違いで、似て非なるものです。
※↓ 下の画像は当時アラン・レオが所属していた神智学協会を率いた霊媒師マダム・ブラヴァッキー。

インコンジャンクトの関係

ここまでをまとめておきます。

1、学問的理論による四角いホロスコープの発祥…アストロロジー。

2、四角いホロスコープを用いた占い稼業に転化…古典占星術。

3、理論を捨てた丸いホロスコープによる占いの誕生…現代占星術。

以上は、双魚宮時代のお話です。

ところが、宝瓶宮時代がはじまりました。

今度は逆に、丸いホロスコープに理論が備わり、新しいアストロロジーに次元上昇していく宇宙波動エネルギーによる解釈の時代が訪れたのです。

最先端科学とも矛盾しない現代宇宙理論を伴なったホロスコープの宇宙理論的なご理解です。

同じ丸いホロスコープなのですが理論を伴なったということです。

そうなると、ホロスコープを用いた占いのようで現代宇宙理論を伴なうために学問的アストロロジーに戻っていきます。

のようでのようでないインコンジャクトの関係です。

トータルでみれば、のようでのようでないもののようでのようでないものといったYOD(ヨッド=150/150/60)の関係です。

次元上昇(アセンション)した宝瓶宮時代のアストロロジーです。

占いのようで、占いのようでない、宙哲理による丸いホロスコープによる現代最先端のアストロロジーです。

アストロロジーのようでのようでない占星術から、占星術のようでのようでない新しいアストロロジーとなった本来の「ホロスコープ」の復活です。

マイナー・アスペクトながら、奥が深いインコンジャンクト、「転」=150度です。

インコンジャンクト(クインカンクス)が2つ重なったYOD=150/150/60のような似て非なる運命的な展開がここにみられます。

そんなことがあるのでしょうか?

あるのです。

占星学的な時代区分が変わったために、新たなアストロロジーに次元上昇していかざるをえないことが、アストロロジー自体から見えてきます。 理論を伴なう学問だった古代ギリシャのアストロロジーから、宝瓶宮時代の新しい現代版のアストロロジー:宝瓶星学(ほうへい ほしがく)です。

現段階では通称で宝瓶宮占星学といったほうが、分かりやすいでしょう。

のようでのようでないインコンジャンクトの関係です。

◆One-Point インコンジャンクトまたの名をクインカンクス=150度(許容度数3度)の存在を知っていても、正しく象意をご理解されておられる占術師は、ほとんどいないといえるほどです。それぞれに解釈があります。マイナー・アスペクトなのでいいのですが、それが2つ重なったYOD(ヨッド=150/150/60度)となると、重要な象意をもつことになります。